レンジフードの排気量は多い。
部屋の空気を排気すると、どこかから同じ量の空気を給気することになるので
適切な位置に給気口が設置されていないとドアの隙間などから
空気が入り込こんで冬場は寒い。
その様な寒さを感じさせないために設計段階で対策をとることが必要。
対策①
レンジフード近くに給気口を設ける
・・・意図的に排気と給気を近くにすることで(ショートサーキット)ドアや他の隙間から空気が入り込むのを少なくする。
・・・給気口の大きさは150φ以上(これ未満だと排気能力の方が上回るのでドアなどの隙間から空気が入り込むことになる)
・・・設置高さは、給気口の開閉を手動で行う場合は手の届く範囲で高い位置(空気の流れが身体に触れない様にするため)
・・・冷蔵庫や電子レンジなどの熱源となる部分の上部に設けることで熱も一緒に排熱することが期待できる。
対策②
近くに給気口が設けられないアイランド型キッチンの場合は天井にレンジフード連動型電動給気口を設置。
人が感じる快適性というのは、このような換気であったり暑さ、寒さ、通風などで感じることが多く
そういった目には見えない部分であるからこそ設計段階からの対策が必要になってきます。